学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

「はぐくみ」7月号より

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「はぐくみ」7月号より

園長 末竹十大

「神さまが見えた。」
 クラスでぐずっていた子が突然、「神さまがいるよ。」と教師に伝えます。クラスのカーテンの向こうでぐずっていたとき、園庭を歩いている神さまが見えたというのです。実は、園長が園庭を歩いていたのですが・・・。彼は、自分がぐずっていること、叫んでいることを神さまがご存知だと感じたのです、創世記の記述のように。
 風の吹く頃、神さまはエデンの園を歩きます。神のこどもたちの遊びのあとを辿りながら、こどもたちがどんなに過ごしたのかなと考えながら歩きます。しかし、アダムとエヴァは、神さまの足音を聞くと、茂みに身を隠すのです。自分たちが禁断の木の実を食べてしまったからです。神さまに知られないようにと、身を隠してしまった二人。罪を犯した彼らは、自分が悪いことをしていることを知っています。神さまの命令に背いたことを知っています。それで、知られないように身を隠したのです。
 ところが、神さまは彼らの姿が見えないので、探します。「アダム。あなたはどこに。」と。その声を聞いて、アダムは自分が隠れていたことを告白します。「あなたの足音が聞こえたので、恐くなって、隠れていました。わたしたちは裸ですから。」と。神さまは、アダムとエヴァが禁断の木の実を食べてしまったことを知りました。エデンの園を歩いているうちに、神さまには分かっていたのでしょう。アダムとエヴァは隠れたけれど、自分たちが命令に背いたことが神さまには分かっていると感じていたのです。
 悪いことをしていると分かっているとき、人は神を見るのです。罪を犯していることを知っているとき、神の足音を聞くのです。子どもたちも神さまを見ます。悪いことをしている自分を知っているからです。そんな彼らを神さまは愛して、幼稚園の中を歩き回っています。彼らを愛するために。罪深い彼らを造り替えるために。子どもたちの心の中を歩く神さまが、彼らの心を耕してくださるでしょう。
 「神さまが見えた。」
 今日も神さまが歩いています、エデンの園、ルーテル幼稚園の中を。

年主題

希望の神に支えられ

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