今月の聖句
今月の聖句
(エフェソ 5章1節)
最近、SNS で面白いイラストを見つけました。Father の F、And の A、Mother の M、I Love You の頭文字をひとつずつとったら、FAMILYとなるというのです。こども達は、お父さんやお母さんに愛されているということですね。それが、「家族」だというのです。おじいちゃんやおばあちゃんも、そしてそれをズーッとさかのぼると、人類を創られた神様にたどり着きます。聖書は「その神が、あなた方一人一人を愛しているんですよ」と言っているのです。
このイラストの「名言」は、出典は謎ですが、単なる言葉遊びではなくて、深い意味を考えさせられます。
語源から言うと、実はこの Family という言葉はラテン語の Famulus からきているそうです。Famulus は家族 Familia という言葉になっていきますが、「召使い」「奉仕する人」という意味から、家族や大家族を表すようになったそうです。確かに親は、愛する子のためになら「何でもしてくれるひと・召使い」のようにすることも多いと思います。そこから子どもたちは、安心や、信頼を学ぶでしょう。でも行き過ぎた自己中心を認めたり、何でもいいなりにしてあげるという訳ではありません。少しずつ、小さな社会から人と人が愛し合って助け合って生きていくための大切なルールも学ぶ、それが幼稚園の遊びの中で起こっていきます。
神様は、自己中心で不完全な私たちをあきらめず愛し、赦し、教え、さとしてこられました。そして、最後はその一人子イエス様が送られて、人々に奉仕し、泣いている人のそばに行き、神の愛を命を懸けて教えてくれました。
さあ、新学期・新学年です。新しいお友達といっしょに、楽しみながら、それを一緒に生きていきましょう。
園長 徳弘浩隆