学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

7月の子どもたちの姿

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7月の子どもたちの姿

神の世界:夏の自然を感じ、心を開放して遊ぶ。心動かされ

 「プールまだ?」プールバックを持って来始めた頃、あちこちからこんな声が聞こえてきました。梅雨の合間、気温の高い晴れた日を見計らって、まずは皆でプール掃除です。ホースでプールに水がかけられる中、水着に着替えた子どもたちは、スポンジ片手に大はしゃぎ!

 黄色い歓声が響き渡ります。もはや掃除ではなく、水遊びです。

 その後も晴れた日には、大プール・ビニールプール2つと〈静かプール〉と呼ばれる水がちょっと苦手な子用のプールも1つ準備され、園庭は夏仕様。始めは皆を遠巻きに見ていた子が、日を重ねる度に、友だちの近くで遊ぶようになったり、プールに入りたくない子が、友だちの誘いで一緒に着替え、身体いっぱいで楽しんでいる姿を見ると、1人ひとりの中で神さまが働いてくださっていることを実感します。

 夏の恵み溢れる日々の中で、少しずつ子どもたちの心が動いていく。

 その変化に感謝しつつ共に過ごしたいと思います。

すみこ

緑さんの集まり:絆を深めて

 普段の自由遊びの時間で、レストランやマッサージ屋さんなどの遊びを展開させていく姿をきっかけに、緑さんはあつまりでもお店屋さんをやることになりました。どんなお店をやりたいのか様々な意見の結果、「きらきらケーキ・お花屋さん」、「ボーリング・卓球・電車屋さん」、「温泉・テレビ・ガスト屋さん」、「大恐竜展・プラネタリウム」のグループに分かれました。どのようにしたらみんなが楽しめるのか、試行錯誤しながら友だち同士意見を出し合って考え、協力し合いながら取り組み、準備を進めていきました。

 当日はドキドキしている子もいましたが、「お店が混んできたら手伝ってあげるよ!」という友だちの一言で、ほっと一安心した様子でお店を無事に開店することができました。赤さん、黄さんも招き、優しく接している姿には年下児を思いやる緑さんが感じられました。赤さん、黄さんもそれぞれのお店で楽しみ、お花やケーキのお土産を喜んで持ち帰っていきました。一段と助け合う絆が強められた緑さんです。

みさと

黄さんのあつまり:友だちに励まされて

 年中さんのあつまりが始まって1か月ほどが経ちました。みんなで土曜参加に向けて絵をかいたり、みんなでクッキングをしたりと“あつまりって楽しいな”と感じて過ごすことができました。クラスではお兄さんお姉さんという立場と年下という両方の立場で過ごしていますが、同じ年齢の子どもと過すときは、自分らしく過ごせる時間になっています。

 七夕飾りの“吹き流し”を作った時、説明をしていざ製作!というときに「やりたくなーい」と一人の子が言いました。ところが、ほかの子どもたちがみんな椅子に座り製作している姿を見て、友達と一緒にやりたいと思った様子で、すぐに椅子に座って製作を始めました。完成した後も、友達の姿に励まされて、さまざまな七夕飾りを作っていました。同じ年齢の子だけであつまる時間だからこそ、互いに励まされるのでしょう。

 一緒に成長していく同い年の友だちを与えてくださった神さまに感謝します。

りさ

赤さんのあつまり:自分らしく

 6月から始まった赤さんのあつまり。今年は桃さんの2人も一緒に参加です。初回は不安で少し涙を見せたり、いつも年上児と遊んでいる子は赤さん同士の遊びに自分から入れず、じっと見ている姿もありました。回を重ねるごとに、だんだん赤さんのあつまりに慣れ、自分らしさを出せるようになってきました。みんなで大きな紙に絵を描いたときのことです。「おかあさん」「フルーツ」「ぐちゃぐちゃ」など一人ひとりが自分の好きな絵を自由にのびのびと描いていました。

 みんなでリズムに合わせ、カエルやちょうちょに変身したときも、よほど楽しかったのか、その後の自由遊びでも、「○○になあれ~!」と友だち同士魔法をかけ合い何度も何度も楽しそうに遊んでいました。クラスでは年上児に刺激を受け、助けられながら過ごすことの多い赤さんですが、あつまりでは、友だちの中で自分の思いをのびのび表現する姿があり、頼もしく感じます。

 あつまりでこれからも赤さん同士がたくさん出会い、共に過ごす楽しさを十分味わってもらいたいと願います。

まさこ

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう