学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

6月のルーテル日記

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6月の子どもたちの姿

すごいね、すごいね! - ダンゴムシの出産

 毎日、園庭に行くのを心待ちにしているダンゴムシファンのこどもたち。雨上がりは、ダンゴムシ達も活発に動き出し、そこら中から「あ、ダンゴムシいた!」という声が聞こえてきました。ダンゴムシを1ぴき見つけると、もう1ぴき発見。「こっちがお母さんで、こっちがこどもなんじゃない?」と言いながら、地面をじっと見つめ観察を楽しんでいた赤さんのAくん。また別の日には、緑さんのBちゃんが、「ねえねえ先生、ダンゴムシが赤ちゃん産んでる」と慌てて駆け寄ってきました。よく見てみると、ダンゴムシのお腹から、小さな白い赤ちゃんがたくさん生まれてきていました。そしてその赤ちゃんはすぐに土の上を歩いて行きました。私も、生まれて初めてその光景を見て、「すごいね、すごいね!」 と驚くばかりでした。Bちゃん曰く、いつものようにダンゴムシを捕まえたら、たまたま出産をしていたそうです。新しい命が誕生している瞬間に立ち会えたこの奇跡は、きっと神さまからのプレゼントですね。

みさと

雨を降らせてくださる神さま - 恵みの雨

 今年の梅雨は少し早めに来ました。外で遊ぶことが大好きなAくん。登園後、支度を済ませるといつものように「先生お外行ってきまーす!」と園庭に向かって元気に出発しようとしました。私は「Aくん!今日はね、お外で雨が降っているでしょう、だからお部屋の中で遊ぼうね。」と言いました。Aくんは「そうだったそうだった」と思い出したかのような表情を浮かべながら、積み木のコーナーに向かいました。ピンポンパンが鳴り、クラスの時間が始まります。その日は、ゆり組のみんなと『だから雨ふり』という新曲に出会いました。「梅雨入りを待ち侘びたカエルや紫陽花が、空に向かって祈り、神様に雨を降らせていただく」という歌です。外で遊ぶことが大好きなAくんや子どもたち。神様の与えてくださる雨の意味を感じながら、この季節を過ごせますように。そしてここ数日!みんなが歌のリクエストをする中にこの歌が入ってきました。みんなで恵みの雨を歌おう!

なお

気づきと学び - えだまめ

 「枝豆の赤ちゃんが出来てるよ!」とA君。「ぶどう組の枝豆は背が低くて、濃い緑色だ!」とB君は他の枝豆との微妙な違いを観察していました。また、クラスで枝豆から出来る大豆で出来ている食べ物には何があるか?を尋ねました。豆腐、みそ、納豆、ヒントを出してなんとか3つ出ましたが、これ以上は難しい様子。「まだまだあるよ!お家の人に聞いてきてみてごらん。」と声がけしました。

 すると翌日、「見せたいものがあるんだ」と後ろに何か隠しているC君。「ジャーン!」と見せてくれた紙には『がんもどき、とーにゅう、あぶらあげ、ゆば、、、』とお父さんに教えてもらった食べ物がたくさん記してありました。「私もお母さんに聞いてきた!おからコロッケ」というDちゃんも一緒に、クラスのみんなの前で発表し拍手をもらっていました。枝豆の成長の中にも子ども達の気付き、学びや喜びの機会を神様は備えてくださっています。そして、見つけていく力も。

ともこ

遊びが詰まってる世界 - たこさんウインナー

 梅雨真っ最中ですが、太陽が顔を出す日も増えてきましたね。園庭では密かな人気者、ザクロの木からなるその名も「タコさんウインナー」が今年も実りました。毎年子ども達に大人気で、色んな遊びに発展できるタコさんウインナーですが、今年も子どもならではの発想がとても面白かったですよ!

 ある日「いらっしゃいタコウインナー屋さんだよ〜」と緑さんのAちゃんとBちゃんがお店を開いていました。そこにバイクに乗ってやってきた赤さんのC君。ずらりと陳列されたタコさんウインナーを見て思わず目がキラキラ。手に持っていた木の実を差し出し物々交換を提案しました。交渉は無事成立。大事に袋に入れまた遊びに行くそんな姿がありました。

 他の日には、タコさんウインナーに水をつけスタンプの様に押すと星になる、そんな発見をした子もいましたよ。

 わたしたちの思いもしない遊びの要素が詰まっている神さまの世界。自由な心で、一緒に楽しみたいと思います。

なつ

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう