今月の主題
今月の主題
いよいよ12月を迎え、今年もあと1カ月となりましたね。冬の足音が少しずつ近づいて来る季節です。園庭のグレープフルーツもたわわに実をつけ、少しずつ色づいています。朝、おはようと門をくぐり、落ちている姫りんごの実を見つけて一つ二つと拾っていく子どもたち。ああ、クリスマスがもうすぐだなと感じるひとコマです。幼稚園もアドベント(イエスさまの誕生を待ち望む期間)に入っています。アドベントカレンダーを毎日1つずつ開きながら、毎週クランツに1本ずつ火を灯しながらクリスマスを待ちわびる期間、神さまの存在や愛を知る時間になっていくといいなと願っています。さて、今年もページェントの練習は始まっています。緑さんや黄さんはドキドキしながらもそれぞれのペースで練習に向かっています。お部屋で歌を聞きながら赤さんたちも期待を持って過ごしています。幼い時に本当のクリスマスの意味を知って、また演じていく経験はとても尊いものだと思います。保護者の方も讃美歌練習が始まり、ともにページェントの一場面に参加し、一緒にイエス様を拝みにいくという思いで賛美して頂ければ嬉しいです。
いよいよ2学期も終盤、でも子どもたちは毎日のあそびがいつもの日常、園庭でもお部屋でも賑やかな声が響いています。ゆり組から虹のラウンジまでの廊下にひたすら線路を長くつなげて電車を走らせる作業に没頭している子どもたち。好きなこと、やりたいあそびをしながらお友だちとの関りが生まれ、時にはぶつかっても自分の思いを言い合い解決していく姿も見られます。子どもたちの心の声や思いに気づくことができるよう私たちも寄り添って一緒に歩いていきたいと思います。ありのままを受け止める、ひとりひとりが大事にされるということをクリスマスの出来事を通して今一度私たちも心に留めていきたいと思います。イエスさまのお誕生、クリスマスが世界中のみんなに来ますようにと祈りながら子どもたちとともに、神さまとともに今月も歩んでいきましょう。
副園長 徳弘由美子