学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

今月の主題

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《2月の保育主題》 響き合う

 1月のある日、夜中から降り始めた雪が朝には真白な雪景色になり、幼稚園の園庭にも雪が積もっていて足跡ひとつないきれいな銀世界のようでした。登園して来たこどもたちは門をくぐると「今日、外であそべる?」と何人も口々に聞いてきました。朝の支度を終えたこどもたち、積もった園庭で雪だるまを作ったり、雪合戦をしたりとまだ雪が散らつく中でも大喜びで楽しい時間を過ごしました。冷たくなった手を温かいお湯に入れホッとし、また雪をお湯に入れて溶けていく様を観察したりと、手先の冷たさや雪の感触も感じながら冬を満喫できた時間でした。

 そして、あっという間に2月に入り3学期もあと少しとなっていきます。一人ひとりが、ここまでの園生活でそれぞれに様々な感情や感覚を経験してきたことで一歩一歩前に歩み進めているのだなと感じています。お友だちと気持ちや心が通じ合うと楽しいし嬉しいと感じますが、そういう時ばかりではありませんね。お友だちとの関りが深くなってきたぶん、さまざまな葛藤を抱えている姿も見えます。楽しいこと嬉しいことも、また葛藤しながら悲しさやつらさも感じて乗り越えていくことも育ちの中では大切な出来事なのだと思います。痛みを感じたぶん、まわりの人の痛みもわかりまわりの人も大切にして一緒に生きていけるのではないかと思います。できないことがあってもいいし、うまくいかないこともある。困った時にはそっと手を差し伸べてくれる人がきっといる。神さまは、いるだけでいいと、一人ひとりのありのままを受け入れて愛してくださっています。またこの2月も神さまの愛の中でこどもたちの力を信じて歩んで行きましょう。

副園長 徳弘由美子

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう