学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

今月の聖句

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今月の

わたしの恵みはあなたに十分である。

コリントの信徒への手紙二 12章9節


 「十分である」という言葉は「十分足りている」という意味です。こう語るのは、キリストです。使徒パウロという人は自分に障害があることで、恵みは不足していると思っていました。障害がなくなれば「十分足りている」状態になることができると考えて、その障害を取り除いてくださいとキリストに懇願しました。ところが、キリストは「わたしの恵みはあなたに十分足りている」とおっしゃったのです。それは、障害という弱さを我慢しなさい、他にもたくさんの恵みをわたしは与えているではないかとおっしゃったのではありません。むしろ、「あなたの弱さこそわたしの力なのだ」とおっしゃった言葉なのです。

 わたしたちは何でもできることが良いのであり、できないことは神の恵みがない状態だと思い込んでいます。ところが弱さこそが実は神の恵みなのです。何故なら、自分の力でできるときには自分の力でできる当たり前のことしかできないのです。しかし、弱さが神の力そのものであるならば、わたしたちができないということこそが神が力強く働いてくださる可能性を宿している神の力そのものだということなのです。そのためには、弱さを良きものとして受け入れること、障害を神が与え給うたものとして受け入れることが必要です。

 こどもたちの弱さ、障害と思えるものは、こどもたちが神の可能とする力をいただいている神の恵みなのです。わたしたち保護者・保育者がそれを認めるとき、こどもたちも神が可能としてくださるいのちそのものを喜び生きることができるでしょう。こどもたちには、それぞれに十分足りている恵みが与えられているのです。弱さも恵みと信じて、一緒に生きて行く保護者、保育者でありますように。

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