学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

今月の聖句

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今月の

互いに愛し合いましょう。

ヨハネの手紙一 4章7節


 ヨハネは「互いに愛し合いましょう」と呼びかける。我々人間の「愛」は「情愛」か「友愛」である。これらの「愛」は自分に良くしてくれる人には働くが、良くしてくれない人には働かない。自分が気に入らない人に対しても、働かないばかりか相手を貶めることをしてしまう。だとすれば、我々が「互い」を「愛する」としても、結局自分の気にいる相手だけを「愛する」のであり、気に入らなくなれば貶めて排除することになる。このような人間が本当に「互いに愛し合う」ということができるのであろうか。しかも、「神から出る」ような「愛」をどのようにして自分のものとすることができるのであろうか。

 神から出る「愛」をアガペーと言う。アガペーは、情に流されることなく、思惑によって差別することなく、純粋に愛する「愛」である。人間の愛は、相手によって変わる。しかし、神の愛は「愛する者を造る」とマルティン・ルターは言った。相手によって変わらないだけではなく、「愛する者を造る」ような「愛」が神の愛アガペーである。それゆえに、我々人間の愛とは違う。そのような愛は人間から生まれることはない。あくまで、神が与えてくださって「愛する者として造ってくださる」ことに依存している。どのような人が「愛する者」として造られるのであろうか。できない自分を受け入れた者である。

 「できない」ということを認めることができない人間が「できない」人を排除し、「できない」人をバカにする。「できない」ことは恥ずかしいことではない。むしろ、神の愛を受け取る器のようなものである。弱さ、不可能性を持っている人が、神の恵みを受け取ることができる人。我々のこどもたちも、不可能性を持っている。そこにこそ、神の恵みが宿る愛が注がれていると信じて、彼らを受け入れて行こう。彼らが「愛する者」として神によって造られるために。

チャプレン 末竹十大

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愛の光をもって

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