10月の聖句
10月の聖句
コリントの信徒への手紙Ⅱ 6章2節
わたしたちは神様からの恵みを義しく受け取っているのでいるのでしょうか?
私たちは義しく受け取ったはずの恵みなのに、自分の力によるものだと考えてしまう錯覚に陥ってしまいます。私たちはついつい自分を誇ってしまい「罪」の働きを受けてしまいます。そして私たち人間はこのことを何度も何度も繰り返してしまう弱い存在なのです。神様が向かわせようとする方向を見失い、自分のために生きるようになるのです。罪の意識があるならば自分を誇ることもないでしょう。そして、神様の恵みの働きに仕えるでしょう。でも、私たちは何度も何度も罪を繰り返してしまう弱い存在です。イエス・キリストの十字架での死によって私たちは「罪」から解放されたのに、再び戻ってしまうほど「罪」は私たちを引きずり込んでしまうのです。引きずり込まれないためには自らの弱さを知らなければなりません。「キリスト」をこの世に遣わされた神様への感謝がなければ、神様からの恵みを義しく受け取ることができないのです。
神様はいつも私たちに恵みを与えてくださっています。だから、罪に引きずり込まれても、再び神様と和解することができるのです。だから、パウロは和解して救われなさいというのです。
神様の恵みはいつも私たちの前にあります。そのことに目を向けなさいと聖書は語っています。私たちは自分自身の弱さを知り、そのことを受け入れ、あとは神様に委ねるだけなのです。
許してくださる神様に信頼して歩いて行けますように。
園長 伊藤由紀子