学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

9月の聖句

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今月の

あるものは百倍にもなった。

マルコ 4:8


 新学期が始まりました。この夏休みの生活の中でお子さんの成長にハッと気づかされた方もいらっしゃることでしょう。そんな成長したこどもたちと会えることがとても楽しみです。

 9月の主題聖句は「あるものは百倍になった」(マルコ 4:18)です。 マルコによる福音書4章20節に「良い土地に蒔かれたものとは、み言葉を聞いて受け入れる人たちであり、あるものは30倍、60倍、あるものは100倍の実を結ぶのである。」とあります。よい土地とは、草もなく、石もなく、やわらかい土地であると聖書に書いてありません。み言葉を聞いて受け入れるとよい土地になるのです。み言葉を受け入れるとは「受け入れなさい。と言っているから、しょうがない。受け入れよう。」ではなくて、渇いた喉を水で潤すように、自ら進んで受け入れることです。イエス様が「聞く耳のあるものは聞きなさい。」(マルコ 4:9)と言われたのはこのことを指しています。それはもちろん聞き流すことではなく、集中して聞くことでもなく「聞き従う」ということです。み言葉を聞いて受け入れる態度によって、そこに良い土地ができていくのです。人がみ言葉に対してどのような態度をとるかによってみ言葉が「実」を結ぶか結ばないかが決まるのです。

 イエス・キリストは私たちを裁くのではなく、罪の赦しを与えてくださること。そして聖霊の力によって私たちを変えてくださること。がんじがらめにしている掟から私たちを解放して、私たちの必要を満たし、弱さを担ってくださることを信じていれば、イエス様の言われることをもっと聞いてみたいと思うでしょう。いやいやながらではなく、喜んでイエス様のみ言葉に聞き従いたいと思います。私たちが受け入れたみ言葉は、実となり、2倍、3倍どころではなく何十倍にも増えるのです。最初は 30 倍だったかもしれませんが時間がたつと60倍になり100倍にまで実が結ばれます。

 わたしたちは成長していくのです。今の自分のままで終わりではないのです。神様は成長していく力をみ言葉を通して与えてくださっています。感謝してみ言葉を受け入れていきましょう。

園長 伊藤由紀子

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう