2025年度の主題
2025年度の主題
ドキドキしながらの4月から、あっという間に1学期が終わりますね。それぞれ成長の道を行ったり来たりしながら、いろいろな思いを持って過ごしてきた時間だったと思います。
この時期、園の見学に親子でいらっしゃいます。見かけない親子を見つけると声をかけてくれる子どもたち。ある日は、園の案内役として見学の親子とずっと一 緒にお部屋を回って遊んでくれました。「だいすきだよ。またあそびにきてね」とお手紙まで書いてプレゼント。楽しくもあたたかい時間でした。見学の親子が園をまわっていると、いつでも子どもたちがいろいろと声をかけてくれます。お友だちじゃないし知らない子だから知らん顔したり排除する、ではなく優しく関わってくれ、温かく包み込んでくれる空気があります。子どもたちの心に平和な世界があると感じた瞬間でした。ぶつかり合うこともあるけれど、まわりのお友だちを大切にする思いは毎日のあそびの中で学び養っているのだと思います。クラスの礼拝でお休みのお友だちのことを祈る姿も祈りあう嬉しい時間です。1学期末、この猛暑でなかなか園庭で思い切りあそぶことができませんが、室内ではいろいろな場所でお友だちとのあそびが発展し、大賑わいの日々です。友だち同士の関わり、つながりも広くなってきました。
いよいよ夏休みが始まります。おうちで過ごす時間、特別なことはなくてもゆったりした時間もまたいいものかもしれません。楽しい計画もあるかもしれませ ん。どちらもひとつ一つの経験が子どもたちにとっては大きな思い出になっていくでしょう。子どもたちの、今しかないこの時期をおうちの方と過ごしながら大切な思い出がたくさんできますように。9月にまた少したくましくなった子どもたちみんなに会えるのを楽しみにしています。
副園長 徳弘由美子