11月の保育主題
11月の保育主題
暑さが少しずつ落ち着いてきたかと思ったら、少し肌寒いような日もあり瞬く間に季節が進んでいきます。銀杏が絨毯のように落ちてきた日々、ザクロやカリンも実り、今年はシナイの傍のオリーブの木もたくさん実をつけました。
自然の不思議さに神さまを思い、感謝していきたいと思います。
ある日「先生、鬼ごっこしよう!」と誘ってくれました。こどもたちと思い切り園庭を走り回り、こどもたちと一緒に風を感じ秋の空気を五感で感じる時間でした。砂場あそび、ブランコ、ドロケイやボールあそび、なわとびなど広い園庭も所狭しと活動するこどもたちの笑顔は素敵です。
またお部屋でもこどもたちの想像豊かなあそびが繰り広げられています。
ある日、虹のラウンジが病院となり次々と患者さんがやってきます。「骨折しましたー」と杖をついて来たり、「○○が痛いです」「高熱です」など様々な様子。「ドクター、患者さんです」と声をかけると何人かのドクターが手作りの聴診器を持って手際よく包帯を巻いたり、注射をしたりと見ているだけでも面白く楽しい空間でした。こどもたちの紡ぐ世界は特別です。
ただ、このこどもの世界も楽しいことばかりではないですね。自分の気持ちを大切にすることは大事ですが、時にはそれゆえお友だちとぶつかり、悲しい気持ちになったり相手を傷つけることもあると思います。お友だちの思いも考え解決していく姿もあります。自分を大切にすること、お友だちの思いも大切にする、子どもたちの心の育ちも大事に育んでいきたいと思います。2学期から虹のラウンジの絵本棚の位置が変わりましたね。長い絵本棚の前で絵本をじっくり読んでいる子どもたちの姿、絵本の中のイメージを一人で、また友だちと、先生と味わう時間も豊かな時ですね。時には、「怖い話をして!」と来る子どもも・・子どもの持っている力を信じ、神さまの愛を信じ今月も歩んで行きましょう。
副園長 徳弘由美子