学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

4月のルーテル日記

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4月の子どもたちの姿

喜びと思いやり - ぶどう組

 ぶどう組さんが始まって早くも1ヶ月。緊張していたお友だちも少しずつ生活に慣れてきました。

 「今日から緑さんはお当番があります。」と話した時、緑さんたちは嬉しそうな顔を見せてくれました。その顔の通り、緑さんたちはみんなのために張り切ってお当番をやってくれています。また緑さんも黄色さんも、「お祈りはこうやってやるんだよ!」「お椅子はここにあるよ」等と教える姿がありました。

 あるとき、赤さんのAちゃんが食べているお弁当の机に誰もいなくなってしまい、1人で食べていると黄色さんのBちゃんが近くに行き、話しかけてあげていました。そして「先生、Aちゃんあとこれだけだよ!」と教えてくれました。

 自分が1つ大きくなり、お兄さんやお姉さんになったことの喜びをとても感じました。そして、その喜びから生まれる思いやりの気持ちもとても素敵だなと感じました。ぶどう組さんが、1年通してこの気持ちを忘れず、さらにお友だちや年下の子たちのことを考えて一緒に成長していけるクラスになると良いなと思いました。

なつき

互いに愛し合って - ぶどう組

 新入園の子ども達が初めて登園した日の朝、お部屋には元気な泣き声が響き渡りました。なかなか泣き止まず、涙がポロポロこぼれてしまうAくん。私の目を見て一生懸命何かを伝えようとしても、残念ながら、私には意味がわかりません。こぼれ落ちる涙を何度も拭きながら、困っていると、知らないうちにクラスの子ども達が何人も周りに集まってきました。「ママに会いたいんじゃない?」「おうちに帰りたいんじゃないかな?」「あ、わかった!このおもちゃで遊びたいんだよ!」困っている私と一緒に彼のためにみんなが考えてくれました。

 この日のクラスの礼拝で、今月の聖句「互いに愛し合いなさい」について子ども達に聞いてみました。「愛し合う」ってどういうことだろうね?しばらくの沈黙の後、年中Bちゃんが手をあげました。「お友だちと仲良くすること。」続いて年長Cちゃん「お友だちに優しくすること。」シンプルで素敵なその答えが朝の子ども達の姿と重なりました。そしてこれから始まるクラスが希望のなかで動き始めました。神さまに愛されながら、互いに愛し合うクラスになりますように…。一年間どうぞよろしくお願いします。

まさこ

伝える喜び - ゆり組

 ゆり組がスタートとして約二週間。先日の帰りのあつまりの時間に「幼稚園で楽しかったことの発表をしてくれるお友達〜」と聞いてみました。緑さん、黄さんは、「はーい」と手を挙げて慣れた様子で発表をしていました。その勢いに乗って赤さんも「はーい」と元気に手を挙げ、緑さん、黄さんのように嬉しそうに発表していました。その中で、赤さんの〇くんは「○も。○も。」と自分の名前を言い一生懸命アピールしていましたが、「おててをあげて発表するんだよ。」と伝えると、元気に「はーい」と手を挙げてくれました。「どうぞ」と〇くんを当てると、「バンバン(鉄砲)作った」と発表してくれました。お友達の前で発表できたことにとても満足気な表情でした。

 クラスのお友だちに「伝える」ことの喜びや嬉しさを味わう経験と共に、お友だちの「伝えたい」という気持ちを受け止め、共に喜び合えるクラスにしていきたいと思います。

みさと

こころ溢れて - ゆり組

 新しいお友だちが増え始まった新学期。その中には初めて幼稚園での時間を過ごす赤さんたちもいます。

 「おはようございます!」と元気な声のAちゃんは、あっちでおままごとをしているかと思えば、自分のロッカーからクレヨンを持ってきてお絵描きを始めていたり、「粘土やる!」と、ワクワクを止められないといった様子で遊びを見つけています。 ちょっと緊張しつつ、それでも笑顔は見せてくれるBちゃんは、先生のそばでハサミを使ったり、お片付けを手伝ってくれていました。登園の時に泣くことはなかったのですが、ふっと顔を曇らせ不安気な様子を見せたかと思うと、泣きだしました。「いっぱい泣いていいよ」と声をかけると大きな声を出して泣いてくれました。「(がまんしてたの、がんばってたの)」という声が聞こえたような気がしました。

 一人ひとりの声や思いを丁寧に受けとめながら、神様が与えて下さった新しい場所で安心できるように一緒に過ごしていきたいと思います。

さか

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう