学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

12月のルーテル日記

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12月の子どもたちの姿

もっとやりたい - ページェントごっこ

 12月はページェントに向けて毎日のように練習がありました。本番前最後の練習後の出来事です。「もっと練習したい!」とAくんが言いました。「じゃあお部屋で自主練しようか?」と提案したところ近くにいたBちゃんとCちゃんも「やる!」と言ってくれました。

 そこからぶどう組の部屋に椅子を並べ、私もピアノを弾き、ページェントごっこが始まりました。ほとんど全てのセリフを覚えているBちゃんがリードして進めてくれます。そのうち「私もやりたい」と、赤さんのDちゃんもきて緑さんの動きをよく見て真似っこしていました。天使の音楽がなった時は、黄色さんのEくんも自然と参加していました。「博士はまだ?」とピアノの近くで待っているFくん。それぞれが自分の役を意識し、遊びの中で楽しむ姿、そして縦割りならではの姿も見られました。今年は赤さんの参加はありませんでしたが、自由遊びの中で子ども主体で始まる素敵なページェントごっこでした☆

なつき

ふわふわ~~ - ページェント羊飼い

 ページェントに登場するひつじを羊飼い役の緑さんと黄さんの7人の子ども達で製作しました。「箱で作る~!」と言い、お部屋の材料棚へ直行する羊飼いさん達。各々好きな箱を選び作り始めました。緑さんのAくんは、「手と足も付けたい」とトイレットペーパーの芯を調達して来ると、ガムテープで箱にくっつけて体を作りました。「ふわふわのわたもあるよ!」と保育者が材料を提供すると、「わあ~、ふわふわで気持ちいい」と、ボンドを使って嬉しそうにくっつける姿も見られました。一方、黄さんのBちゃんは、「レインボーの体にする!」と綿をカラフルに色づけ、「お腹にも綿をつける」と、体全体ふわふわのひつじを作りました。また、緑さんのCくんは、「ここが顔だよ。わたで形を作ったよ!」と上手に活用して作っていました。

 一人ひとりのオリジナルのひつじができあがり、喜んで練習に臨む姿も見られました。そして、とても大事そうに羊の番をしていた羊飼いさん達でした。

みさと

きめた!! - ページェントを見て

 「今日はページェントを見に行くよ!」赤さん桃さん達に伝えると、なんだかみんな緊張している様子。ドキドキしながら教会へ移動すると、いつもと違う雰囲気に泣き出してしまったA君、でも衣装を着た緑さん、黄色さんが入場してくると、みんなの目は釘付け!

 姉の姿を見つけたB君は手を振りたくなっていましたが、「今はお姉ちゃんじゃなくて、天使さんなんだよ」と伝えると気持ちを抑え、天使さんを見る事に集中していました。じっとしている事に退屈し別の楽しみを見つける遊びの達人もいましたが、「もう我慢出来ない」と言いながらも頑張って座って観ている子、歌を一緒に歌いながら楽しんでいる子、皆それぞれにページェントを体験していました。感想を聞くと、「かっこよかった!」「やりたい役決めた」と年上児への憧れと、次は自分たちがやるんだという期待に満ちた子ども達の表情があり、ページェントに参加する喜びを受け継いでいる事を感じました。

ともこ

ごめんね - 心からのことば

 お弁当前の慌ただしい時間、Aちゃんが「B君が何もしていないのに叩いた」とやってきました。B君に理由を聞くと「嫌な気持ちになっちゃった」としか言いません。「お友達を叩くのはよくないよ。ごめんね言えるかな」と言うと、「嫌だ!」と逃げるB君。私は「ごめんねAちゃん。今はB君ごめんが言えないみたい。B君がごめん言えるまで待ってくれる?」とAちゃんに言い、その場を治めました。

 しかしその後、AちゃんがB君のある行動を「ダメだよ」と注意していたことが判ったのです。私は忙しさのあまり、B君の心に寄り添うことが出来なかった自分の対応に気づかされました。そしてちょうどその時B君が「(Aちゃんに)ごめんね言う…」と私の所にやって来たのです。私に言わされる「ごめんね」ではなく、それはBくんの心のこもった「ごめんね」でした。どんな時でも子ども達の心の声に耳を傾け、子ども達の心に寄り添える保育者でありたいと思います。

まさこ

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう