学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

2020年度の日記

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2月の子どもたちの姿

こひつじカレンダー - こひつじ組

 分散登園から始まったこの1年。クラスでは沢山のゲームをしたり、お祈りの時間に神様にお祈りしたいことを発表するなど、様々なことをみんなと共有してきました。中でも3学期から始まった「こひつじカレンダー」。この時間では、1日ひとり、くじ引きであたったおともだちに向かってクラスのみんなが“ありがとう・すごい・すてき”を伝えていきます。1、2学期でみんなの前で発言する経験を経て、今では多くの子どもたちが手を挙げて発言している姿があります。

 「いつも小さい子のお世話をしてくれてありがとう!」「〇〇くんが作っている武器がカッコよくてすごい!」「お祈りの時間のお祈りがすてき!」

 こひつじ組でみんなの口から出るあんなことやこんなことを今、大好きなおともだちに向かって届けています!このクラスで、このおともだちと出会えてよかった!と思える「こひつじカレンダー」が今日もすてきな時間となりますように。

なお

個性バクハツ! - こひつじ組

 1年を振り返ると、クラスも様々な姿がありました。今思えば「よそ行き顔」だった1学期。こひつじ組が動いたのは、2学期でした。子ども達の個性がバクハツ!それまでの落ち着きは失われ、クラスは騒がしく、トラブルも続出。保育者の言動に納得出来ないA君が本気で保育者にぶつかっていくこともありました。怒って壁を蹴り、退室する場面では、「今、A君頑張っているからそっとしてあげてね」こんな言葉を皆に掛けることもありました。

 ある日、そんなA君の行動に「A君、みんなのために○○してくれたんだよ」というA君を受け入れるBちゃんの発言を聞き、大変嬉しかったことを覚えています。2学期は、他にも集団から外れることで、やるせない気持ちを表す子が何人もいました。一人ひとりがありのままの自分を思い切り出し、お互いがその姿を受け入れ認め合うことを積み重ねていったクラスでした。それにしても個性溢れるクラスだったなぁ…

まさこ

ぶどうっ子タイム - ぶどう組

 1学期、ぶどうさんに「みんな得意なことや苦手なことは違うけど、一人ひとり神様から作られた大切な存在で、葡萄のようにみんな繋がってるんだよ、大事な仲間だよ」とお話をしました。互いに認め合って葡萄のように繋がりのあるクラスになればいいなと思ってこの一年歩んできました。

 3学期になりぶどうっ子タイムという、クラスの友だちがどんな子か発表する時間では、「虫博士!」「レゴで遊ぶのが好きな子」等、一人ひとりの特徴を自分の言葉でほぼ全員が発表する姿が見られました。Aちゃんによくお世話してもらっている桃さんのBくんも、Aちゃんのことを「優しい子」と発表してくれました。

 また、ある日のお祈りの時間では、「(お引っ越しした)Cくんのことをお祈りしたい」という声も上がりました。

 毎日過ごすクラスの仲間の繋がりや、違う場所に行ってしまったお友だちとの心の繋がりが見えた瞬間でもあり、みんなの成長が見られた嬉しい時間となりました。

なつき

おともだちパワー - ぶどう組

 「先生トイレ」といつも先生とトイレに行っていた赤さんのCちゃん、「おトイレ列車ですよ!」という緑さんのDちゃんの声に、黄色さんのEちゃんと一緒に後ろに繋がり笑顔で出発!車掌のDちゃんは到着すると、「どのトイレに入る?」「手を洗った?」など満載なサービスの後、クラスまで帰ってきました。

 3学期になり、緑さんはより緑さんらしくなりました。お祈りの時間では皆が騒がしい中でもずっと静かにお祈りの姿勢を続ける緑さんのEちゃん。その姿に気づいた子がひとりまたひとりとお祈りの姿勢をし、先生が何も言わなくてもクラスが静かになります。お友だちパワーは凄いです。2月にお引越しをしたE君のお別れ会では、「一緒に遊んで嬉しかった」「お別れが寂しい」「E君がぶどう組にいてくれてよかった」と次々に思いのこもった贈る言葉が出てきました。この一年クラスで育まれたお友だち同士の絆は、次の年への歩みの大きな力となることでしょう。

ともこ

年主題

ともにつむぎだす~希望の中で~