学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

11月のルーテル日記

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11月の子どもたちの姿

マナさん ちかてつとんねる

 「先生、砂場しよー‼」と誘ってくれたK君。「何しよか?」「ここに道をつ くろう」ということになり、スコップで砂を掘り始めました。掘ったところが長くなってきた頃にYちゃんがきて「アレ使う」と筒を指示しています。そして、掘ったところに置いていきました。K君、T君も加わって次々とつなげていきました。「わぁ~できたね」するとYちゃんが「トンネル!」続いてK君が「地下鉄トンネルだよ!」と名前が決定しました。

 その後K君がトンネルの接続部分に砂をかけていきます。「これはセメントだよ、かたまるんだよ」と教えてくれました。T君は水を運んできて上からそ~っと流し込んでいきます。どんどん広がるこども達のひらめきやアイデアの世界が砂場の中で繰り広げられていきます。

 完成したトンネルに満足気な笑顔のこども達、それぞれの思いが一つの 形になっていくって嬉しいね!

えりこ

 クリスマスのお話をクラスで聞いた次の日、いつの間にか玄関のクリスマスツリーには、いくつかの可愛らしいキャンディやリボンが飾られていました。何もないもみの木が寂しそうに見えたのでしょうか、こどもたちの何人かが飾ってくれたようです。

 毎年クリスマスツリーの飾りはその意味や由来を子ども達にお知らせしてから、子どもたちが作り飾ってきました。そのお知らせの前に飾られているという素敵なフライング!今までになかったことに私たち大人は考えました。その飾りを作ってくれた子どもたちの想いを大切に受け取りつつ、改めてツリー飾りの意味を伝えることにしました。みんなのクラスにスペシャルゲストの園長先生がやってきて、何気なく触れていたクリスマスのツリー飾りの一つ一つの意味をわかりやすくお話してくれました。子どもたちが思い思いに作ってくれた飾りは、クラスのツリーやリースにお引越しして、みんなで喜ぶことにしました。

 今年は喜びを知らせるベル・知恵の木の意味を表す赤いリンゴ・羊飼いが羊を導く杖をみんなで作り、イエス様のお誕生を喜びながら飾りたいと思います。

さか

きいろさんページェント

 クリスマスってなんの日?黄色さん達に尋ねると、Aちゃんが元気良く「サンタさんが来る日!」次に「誰の誕生日か知ってる?」と尋ねると、B君の「イエスさま、、」の呟きを皮切りに「イエスさまー」とあちらこちらからの声がありました。そして、黄色さん達にはイエス様が生まれた時のお話を伝える大切なお役があることを伝えました。授かったお役はローマ兵、宿屋、羊飼い、天使です。1人ずつ内緒話でやりたい役を聞くと、やりたい役が決まって言いたくてウズウズしている子、決まらなくて困っている子、又お話の内容がよくわからなかった様子の子等、様々な姿がありました。後日、個別でお話をしてゆっくり考えて決めた子や、悩み続ける子の姿もありました。それでも神様は最後には一人ひとりに役を決める力を与えて下さいます。こども達の気持ちに寄り添いながら、こども達の力、そして神様のご計画を信じて、クリスマスをみんなで一緒に待ち望む時を過ごして行きたいです。

ともこ

みどりさんページェント

 2学期が始まりプレイデイ、グリーン・デイ・トリップと次は、、、、そうクリスマス ページェントです。今のみどりさんが赤さんの時からお部屋でのページェントごっこや憧れのみどりさんを見て毎年思いを膨らませ積み重ねてきたページェント。今年はいよいよ自分たちの番!配役決めから始まります。 聞き取り 1 回目、自分の気持ちを大切にして欲しいという願いから初めて指定席で話し合いを行いました。クリスマスのお話を聞いた上で自分がどの役になりたいのか考え一人ひとりの思いを聞き取り発表すると、困った!博士さん3人とヨセフさんの役が空いたままです。そしてマリアさんは2人声を上げてくれていた子がいました。

 さあ、ここからどうしましょう。こども達に投げかけます。あくまでも、こども主体どうしたらいいか一人ひとりの強い思いを大切にした上で今年のページェントどうするか長い時間考えAくんが「ぼく、博士やってもいいよ」と言う声が上がったのです。Aくんの 1番やりたかった役への気持ちも考え兼任の提案をするとその後、Bくん、Cくん、Dちゃんと博士を兼任してもいいよというお友達の声が上がり場面やセリフの多さなどを考えて 3人のお友達にお願いする事ができました。

 さてヨセフさん、ページェントにはヨセフさんが居ないとお話が進みません。これも長い間一人ひとりが考えEちゃんが「私ヨセフやってもいいよ」と勇気を出して一歩踏み出してくれました。何度も確認をした上で、「やる」というEちゃんの気持ちにとても言葉にはならない熱い思いを感じました。

 そして二人が手をげてくれたマリアさん、それぞれがマリアさんへの強い気持ちを伝えてくれそれを聞いた上で、「やりたかった役がやれなかったとしてもきっと一生懸命やる事がいいんだよ」「こういう風に決めるのはどう?」等みどりさんの仲間からもいろんな意見が出ました。緑さんとそして2人と考える中で、2人でマリアさんを演じるのはどうかという提案をし交代して行うことに決まりました。ですが、その間にもそれぞれの強い思いと相手の気持ちを考え「譲る」という力、神様から送られてきた恵みとして感じる場面がありました。

 イエス様のお誕生日を伝えるページェント、毎年一人ひとりの思いが重なり色んなドラマがあります。配役決め、それが神様から頂いた一つの成長の時でもあり、恵みであると感じます。

 1つ1つどの時間も大切に積み重ねていきたいと思います。

なつ

年主題

ともにつむぎだす~希望の中で~