学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

7月の保育主題

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神の可能性の中で

 7月に入りましたが、梅雨明けにはまだしばらくかかりそうです。

 朝、お天気とにらめっこをして「今日体操ある?」と聞きにやってくる子がいます。曇り空の下、何とか体操し遊び始めても、すぐに雨がパラパラと降りはじめ「また後で雨が止んだら続きしよう!」と遊びを諦めてお部屋の中に移動…そんな事も日常です。雨が止み陽が差し始めると、待ってました!!とばかりに雨上がりの園庭に出てくる子どもたち。お友だちと一緒に鬼ごっこ、虫探し、靴を脱いで裸足になっての泥んこなど、全身で思いっきり遊びに没頭する姿が見られます。こんな様子を見ながら、この数ヶ月の間に新しいクラスやお友だちとの出会いを通して、1人ひとりが幼稚園生活の中で自分の居場所を見つけ過ごすようになったなぁ、と感じます。

 でも時には、大好きなお友だちと一緒に遊びたいけれど、やりたくないこと、今はしたくない時、もあります。そんな中で子どもたちは、様々な葛藤を味わっていきます。モヤモヤとした気持ちを抱えて疲れてしまうこともあるでしょう。けれども困っていると「どうしたの?」と声をかけてくれたり、優しく手を差し伸べてくれる存在が現れたりもします。自分も経験したことがあるからこそ人の想いを分かってあげられる…。育んでいって欲しい気持ちです。そう思うと、こんなモヤモヤとした時も、神さまから与えられた大切で必要な時間なんだと感じます。沢山の雨が降っても、必ず梅雨明けが訪れるように、どんな時もふさわしい道を備えて下さっている神さまを信頼し、子どもたちを支え、共に歩んでいきたいと思います。

保育主任 前田朱美子

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう