学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

6月の聖句

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今月の

あなたがたはキリストの体であり、
       また、一人一人はその部分です。

コリントの信徒への手紙一 12章27節


 「体」という統合体は、意識しなくとも一体性を生きている。ある部分が傷ついて痛いときは、他の部分が全体のバランスを保つために補うことが起こる。「体」は必然的にそうするものである。この統合体として保つ意識は、自覚的に「こうしなければ」と考えて行っているのではない。しかし、その意識を与えられていなければ、我々の身体はバラバラに動いてしまうであろう。意識せずとも統合体として動くことが可能なのは、我々の無意識のうちに動かしてくださるお方がいるからである。使徒パウロはこの言葉を語る前に、このように言う。「神は結び合わせた」と。「体」は神が結び合わせて統合されていると言うのである。そして「あなたがたはキリストの体」と語る。一人ひとりの身体だけではなく、「神が結び合わせた」体があるとパウロは言う。それが教会であると。

 この統合体は教会だけではなく、ルーテル幼稚園においても「神が結び合わせた」体を認めるとき、見えてくる。「一人一人」と訳されている言葉は「断片からの」とも訳せる言葉である。それぞれに孤立して、自分だけではどうにもならないような存在が結び合わせられて、「体」のように補い合って生きていくことを語っている言葉である。

 「断片」とは、自分のことしか考えないことである。全体の中でも、自分の役割はちゃんとしたから、後は他の人がやってくれなきゃと考えるときも「断片」と化している。我々の身体の部分が自分の役割だけと動いているならば、全体が動いていかないことになる。必要なときに、必要なことを働くことは役割分担ではない。「体」全体のことを心遣いながら、生きていくことである。わたしたちが子どもたちと共に、一つの体を生きていくことができますように。

チャプレン 末竹十大

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう