4月の聖句
4月の聖句
詩編 121:2
2022年度は「つながって~今、わたしを生きる~」を年主題としてスタートし ます。年主題聖句は
主がすべての災いを遠ざけてあなたを見守り、あなたの魂を見守ってくださるように。あなたの出で立つのも帰るのも主が見守ってくださるように。今も、そしてとこしえに(詩篇121編 7~8節)
「あなたが出で立つのも帰るのも主は見守ってくださる。」出ると帰る、これはこれまでの生活から出て新しい生活に入ることです。ここで大切なのは「出る」ということです。イスラエルの民はまず「出エジプト」があってカナンの地に入ることができました。アブラハムは「あなたの生まれ故郷、父の家を離れて私が示す地に行きなさい」(創世記 12:1)という神の言葉に従って国を出ました。そこから神の恵みに 与る彼の信仰が与えられたのです。
人はなかなか自分から出ようとしません。そこには生活が変わる不安があるからです。イスラエルの人々も同じ恐れをいだいていたのではないでしょうか。エジプトでの生活はいいとは思わないがここを出たら一体どうなるのか。食べるものも飲むものもない荒野でどうしたら死なずにいられるのか。その心配は大変なものだったに違いありません。
私たちは出ていかなければならないのです。それも荒野に。そこには多くの苦難や障害が待ち受けています。けれども私たちがみことばにしたがって本当に出ていくとき、それらの障害から守られるのです。そしてそこで本当に神の御手に触れることができるのです。神様とつながるのです。
しかし私たちはまだ心配します。はたしてこれで良かったのだろうかと。でも、出る時を守ってくださった神は、また、入る時も守ってくださる方なのです。
新入園児も新しい生活へと出で立ちます。おとうさん、おかあさんと離れて不安でいっぱいです。きいろさんは期待と不安を抱えながらみどりさんに進級しました。あかさんはきいろさんに進級し、自分たちよりも小さいお友達とどのようにして遊ぼうかと思いめぐらしていることでしょう。そんなこどもたち一人一人の不安や心細さも神様は守ってくださいます。
どんな時も神様を信じて、みことばに従って歩いて行けますように。
園長 伊藤由紀子