12月の聖句
12月の聖句
イザヤ書 9章5節
27日から幼稚園はアドベントに入りました。アドベントとはイエス様のお誕生を待ち望む期間のことです。教会ではこの期間のことを待降節と言います。幼稚園ではページェント(イエス様の降誕劇)の練習が始まりました。こども達一人ひとりが物語を理解し、役になり切って練習しています。神様のお守りの内にあって、こども達と教師達は一生懸命に取り組んでいます。それと同時にクリスマスツリーに飾るオーナメントの作成にもかかっています。今年は「実」と「星」です。
神様はこの世界をつくられたときエデンの園にたくさんの木を生えさせられ、また園の中央には「命の木」と「善悪の知識の木」を生えさせられました。ある時、神様は人々に「園のすべての木からとって食べなさい。ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。」(創世記 2:16~17)と言われました。でも、ヘビにそそのかされて、アダムとエバは神様の言いつけに背き、「善悪の知識の木」から実をとって食べてしまいました。これが人間の犯した「罪」(原罪)の始まりです。この「実」は人間の罪を表しています。罪びとである私たちの救いのために、神様は大切な独り子イエス・キリストを与えてくださいました。
そして神様が、イエス様の誕生を一番初めに伝えられたのは、野宿をしながら羊の番をしていた羊飼いたちです。夜空には星が輝いていたでしょう。野原で眠っているとき天使があらわれて「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。」と知らせてくれました。「さあ、ベツレヘムに行こう!」(ルカによる福音 2:15)羊飼いたちは飼い葉桶の中で眠っておられるイエス様を探し当て、この出来事を喜びをもって人々に知らせました。家もなく、貧しい羊飼いのような、小さく弱い者も愛してくださる神様です。
この世界をつくられ、私たちを愛してくださる神様は,私たちが神様を信じ、安心して生きられるようにと思ってくださっています。神様のみ心に感謝し、心に受けとめてアドベントを過ごしましょう。
園長 伊藤由紀子