学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

5月のルーテル日記

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5月の子どもたちの姿

ありのままを受け入れて - みどりさん

 みどりさんになって 2 ヶ月が経ち、お当番や年下児のお世話も積極的に行う姿や、あつまりでも毎回楽しく過ごす様子が見られるようになってきました。

 最初のみどりのあつまりをした時に皆で自己紹介をしました。なかなか恥ずかしくて言えないSくんとYくん。急ぐ気持ちで保育者が声を掛けるもののなおさら言えずにいました。ですが待っている間も周りの子は静かに聞いてあげてたり、小さな声で言う事を教える姿があったり、また一緒には座っていないSくんの名前もみんなで声をそろえて呼ぶ姿がありました。S君が一緒に座っていないことがあっても“みどりの仲間”という意識が子どもたちの中できちんとあるのだなと思いました。

 今年のみどりさんは、様々な友達がいる中で特に友達のありのままを受け入れる姿がすてきだと感じました。これからも様々な遊びや行事を通してみどりさん同士で話し合って考えていくことが多くあります。子どもたちのありのままの姿を受け入れていきながら一緒に過ごしていきたいです。

りさ

神の愛の中で - 個性豊かなこどもたち

 園には色々な成長の違いを持った個性の豊かな子ども達がいます。

 友だちや大人が大好きなA君は♪ピンポンと来客の音がすると直ぐに駆けつけ「こんにちは。」と挨拶をして、何をしに来た誰なのかを確かめます。納得すると「ああそうか。」と遊びに戻ります。

 まだ感情のコントロールが上手く出来ず友だちに手が出ることがあります。ある日パチンと叩かれた年長女児に「ごめんね。」と私が言うと「いいのよ。痛くないから大丈夫だよ。」と笑顔で応えてくれました。その日は「ごめんね。」も言えないA君でしたが、最近は「ごめんね。」と言えるようになりました。お友だちを叩かないでそっと触れる姿や泣いている子に「どうした。」と優しく声を掛ける姿も見られる様になりました。また、壊れては作りを繰り返してやっと出来たレゴの塔に「凄いね。」「独りで作ったの?凄い。」と友だちから声を掛けられて嬉しそうにニッコリしていました。神さまから注がれる沢山の愛に感謝して日々の成長を育んでいきたいと思います。

かめやま

思いを共有して - マナ組

 5月に入会式を迎えたマナ組さん。おうちの方と離れる寂しさを感じながらも、徐々に楽しい遊びを見つけられるようになり、笑顔も見られるようになってきました。

 部屋の一角に設けられた製作コーナーでは、子どもたちが思い思いにちょうちょ作りに取り組んでいます。クレヨンで羽に模様を描き、素敵な作品を2つ作ったKちゃんはとても満足気な表情でした。同じテーブルにはお母さんと離れ泣いているAちゃんが座っていました。すると、そのお友だちに気付いたKちゃんは、「ちょうちょどうぞ」と自分の作ったちょうちょを渡してあげたのです。実は、そんなKちゃんも「ママの所に行きたい」とまだまだ涙が出てしまいます。だからこそAちゃんの気持ちを共有できたのかもしれません。自分が安心して過ごすだけでも精一杯の中でもお友だちの気持ちを感じ取り、優しく接することができる姿はとても素敵で温かい気持ちになりました。マナ組さんが始まってまだ数日ですが、その中でも確実に子どもたちの成長が見られ、日々神様によって育まれていることを実感しています。

あい

絆が生まれる - 親子遠足

 「今日は鶴舞公園に行けるのかな?」そう思った朝でしたね。神さまに願いが通じたような空の下、みんなで楽しむことができました。猛獣狩りの自己紹介タイムでは初めて同士の組み合わせもあって、お互いに知り合えたことだと思います。その後のお散歩でも自然に触れながらのお話も弾んでいました。

 昼食後のこどもの広場では、初めて参加したももさんは、楽しい中でも、すべり台などの順番を待つことを覚える良い機会にもなりました。こどもたちは、心も体も解放されて、すべり台を何回もすべっている子やブランコに乗る子などみんな楽しそうでした。遊具があるのにともだち同士で「花いちもんめ」をしていた緑さんの姿も見られ、何もなくても、自分たちで遊べるほどに絆が強くなっているんだなと感心し、この先が楽しみだと思う場面でした。

 保護者の方々も、こどもたちと一緒に遊んだり、ほほえましく見守る姿や、たくさんお話が弾んでいる様子があり、大人の絆も深まったのではと感じました。

 この絆が、これからも広がって、ルーテルの絆になってくれるよう願っています。

もとこ

年主題

さあ、漕ぎだそう 奏でよう