学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

5月の聖句

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今月の

万物は言によって成った。

ヨハネによる福音書1章3節


 万物が生じたのは、言を通してであるとヨハネは語っている。「言」とはギリシア語で「ロゴス」と言う。「出来事」、「事実」、「事柄」という意味がある。ロゴスは、出来事を起こすのであり、出来事がロゴスである。これは、根源的な言である。この言から、人間の言葉が生じている。出来事を起こす言と同じように我々の言葉が根源的に出来事を起こすわけではない。しかし、我々の言葉によって、人が傷ついたり、励まされたりするものである。そして、こどもたちも親の言葉によって、自らの使う言葉を習得し、人格を形成している。

 ロゴスがすべてを造ったと言われているが、すべてとは見えないものも含めたすべてである。我々の言葉も、見えるものを表現するだけではなく、見えないものも表す。この言葉を使う我々は、神の言ロゴスから言葉を得たのだと言えるであろう。根源的な言であるロゴスが、我々人間の言葉の源泉である。

 出来事を起こし、神の意志に従うようにするのがロゴスの働きである。しかし、人間はロゴスの働きを妨げる罪に陥ってしまった。それゆえに、我々の言葉は他者を傷つけることにもなる。真実に神の言ロゴスの働きの中に入っている人は、正しい言葉を使うであろう。人を励まし、人を包む言葉を使うであろう。反対に、神の意志に反して生きている人間、自分の都合しか考えない人間は、神の言に反した言葉を使ってしまう。こうして、人間同士の間に言葉による諍い(いさかい)が生じるのである。

 神の言が造った世界を汚している我々の言葉の世界に、真実の言ロゴスであるキリストが来られた。キリストの言を聞くことを通して、我々は人を慰め、包み、励ます言葉を使う者とされていく。名古屋ルーテル幼稚園のこどもたちも保護者も保育者も神の言に従った人間の言葉を使うことができますように。

チャプレン 末竹十大

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