学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

5月の聖句

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今月の

万物は言によって成った。

ヨハネによる福音書 1章3節


 「万物は言によって成った」とヨハネによる福音書のはじめには記されている。「言」とはギリシア語でロゴスと言う。ヘブライ語ではダーバル。どちらも「事柄」、「出来事」、「理性」などを含む言葉である。この世のすべての生成物は「言」が「出来事」となったものであるという意味と、「言」を語ったお方の「意志」によって生成したという意味である。

 我々の周りにあるものはすべて神の意志によって生成した。神が意志をもって造ってくださった。それゆえに、すべてのもののうちに神の意志がある。我々人間が考える意味とは少し違うが、神が意志を持って造ったのだから、すべては必要なもの、必然的に今を生きているのである。聖書は偶然に生じたものなどないと語っているのである。

 我々のこどもたちも神がご意志をもって造ってくださった。それゆえに、こどもたちが神のご意志に従って育まれるならば、神が成って欲しいと願っている姿が現れるのである。神のご意志に従って育まれるということは、親の願いに従うのではないということである。

 我々親は、こんな子に成って欲しいと願う。しかし、こどもは親の思うようには成らない。親の思うような子になるということは、親としては安心できるかも知れないが、こどもたちにとっては本当の安心を生きることにはならない。彼ら自身のうちに宿っている神の意志が、彼らの思いを導き、実現してくださるとき、彼らは真実に安心するであろう。フレーベルが言う「受容と従順」の保育とは、大人がこどもを受け入れるだけではなく、こどものうちにある神の意志を受け入れ、従うことを意味している。そのとき、彼らは神の子として相応しく成長するであろう。

チャプレン 末竹十大

年主題

希望の神に支えられ

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