学校法人愛知ルーテル学院 名古屋ルーテル幼稚園

7月の聖句

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今月の

ただ、神の国を求めなさい。

ルカによる福音書 12章31節


 神の国と言われても、ピンとこない。これは家という概念の拡張したものと考えるべきである。家を運営するのは主人。主人が家の代表。その下には、妻、子、孫、祖父母などの家族がいる。さらに、使用人である奴隷がいる。家畜その他の家財道具がある。家屋敷、土地なども家の構成要素である。主人は、家のすべての存在が相応しく養われ、はぐくまれ、保持されるために責任を負っている。末端の小さな存在さえも、食べることができないような状態にしてはならない。家の中では、誰一人食べられないなどということはないのである。従って、神の国においても誰一人食べられないことはなく、着るものがないなどいうこともない。イエスはそのような神の国に生かされている一人ひとりであることに信頼しなさいと語った。

 神はわたしたちが求める前に、すべて必要なものをご存知であるともイエスは言う。それなのに「それでもなお、あなたがたは探しなさい、神の国を」(原文)と言う。知っているなら、与えてくれれば良いのに、何故「探しなさい」と言うのであろうかと思う。一人ひとりが自分に必要だと求め、発見していくことが大事なことなのである。そのとき、人は考えるからである。黙っていても、自動的に与えられていれば、考えることもなく、探求することもない。こうして、考えない人間が造られて行く。

 我々のこどもたちも考え、取り組み、見出すことで、発見したものを神に与えられた自分のものとして生きていくのである。彼らが自分から探し求める生を生きて行くために、我々親や保育者は、待つこと、忍耐することが必要であろう。こどもたちが考える人間として生きることを求めて、仕えて行きたい。どうか、こどもたちが自分から探し求める主体的な生を生きて行く者でありますように。

チャプレン 末竹十大

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希望の神に支えられ

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